出汁いらずお味噌汁の原理|出汁のない美味しいお味噌汁は存在しない

『出汁を取るのは面倒だから
出汁いらずのお味噌汁を作ろう』

『出汁がなくても美味しいお味噌汁は作れる』

と、どこかで見たり聞いたことはありませんか?


確かに出汁を取るのはちょっとひと手間…
でもお出汁料理家としては
ちょっとさみしくもあります(笑)

昆布やかつお節から取るお出汁は
実は全く難しくないのに、

しかもそのお出汁さえあれば
お味噌汁だって感動的な
美味しさに大変身する
のに…!

なんて思っています笑


ま、私のことはさておき。

出汁いらずのお味噌汁でも
美味しく作ることはできます。

なぜ美味しく作れるのか、
どういう風に美味しくなるのか、
この原理、あなたはわかりますか^^?


出汁いらずのお味噌汁というのはあくまで
昆布やかつお節から取る一番出汁がいらない
というだけで、
実はほかの食材の出汁の力を借りています。

『出汁いらず』と言っている人も
おそらく気づいていないですが、

そのお味噌汁には
食材の出汁がきちんと入ってるんです。

だから美味しく作れる。



というわけで本日は、
出汁いらずのお味噌汁を例に、

・実は私たちが作るごはんには出汁がいっぱい
・どうやって出汁を簡単に取り入れるのか

というお出汁の基本的な原理と気づきを
お出汁マニアの視点から解説していきます♪


出汁いらずお味噌汁のメカニズムがわかると、

・手軽な天然出汁の取り入れ方
・お味噌汁をかんたんに美味しくする方法
・基本的な出汁の原理

がわかるようになりますので、
きっとあなたの毎日のごはんにも
役に立ちますよ♪

目次

出汁いらずのお味噌汁の原理

昆布やかつお節の出汁を使わずとも
実は知らないうちに
出汁が隠れているお味噌汁。

どこに出汁が隠されているのか?

どうやって出汁を取っているのか?

順番にお話していきますね!

実はお出汁が入っている!


出汁いらずのお味噌汁には
どこにお出汁が溶け込んでいるのか。



お出汁は、
コトコト煮込んだお味噌汁の具材から
きちんと出ています。


たとえば、

舞茸などのきのこ類をコトコト煮ると
煮込んだ水が茶色いつゆになるんですが、

あの茶色くなる理由は、
舞茸をコトコト煮込むことで出てきた
舞茸のうま味=出汁なんです。

きのこの中でも
舞茸は出汁が出るイメージですね!


舞茸でなくとも、
たとえば野菜をたくさん煮込んだとき、
その煮込んだつゆの味は
なんとも言えない野菜のうすい味がしませんか?

それも、お出汁。

味が薄くてあんまり美味しくないかもしれないけど
野菜を煮込むことで出たお出汁なんです。

味が薄くて美味しくない理由は
うま味がただ少ないってだけですね。

こんな感じで、
ほとんどの食材からは出汁が出るので
うま味を持つ食材をコトコト煮ると
薄かれ濃かれ出汁になります。

あとは出汁のかけ合わせを意識したり、
塩分調整さえすれば
それはもう立派なスープになるんですね。


今回例にあげた
出汁いらずのお味噌汁の場合だったら、

舞茸とわかめなどの具材を
しっかりコトコト煮る or 蒸す、

そうすると舞茸とわかめから出汁が出るので、
あとは味噌=塩分とうま味で
味を整えれば立派はお味噌汁になる、
というメカニズムとなります。

食材をコトコト煮れば
それはもうお出汁!
だから、出汁いらずのお味噌汁
というのも食材の出汁が
実は入っているんです♪

もし本当に出汁いらずのお味噌汁にするなら、

出汁が出ない豆腐とかお麩だけを水で煮て
味噌で溶いた汁物って感じ。。。

これ、想像しただけでも
あんまり美味しくなさそうですよね?笑

そう、
なので出汁のないお味噌汁は
基本的には美味しくならないのです。

『出汁いらずでも美味しいお味噌汁』というのは
あくまで昆布やかつお節の一番出汁を
使っていないというだけで、
食材の出汁がきちんと入っているから
美味しいのです。

つまり、

出汁のない美味しいお味噌汁は存在しない
ということ。

ちょっと名言っぽい?!笑


お出汁、様様です♡!

お出汁ってなに?

出汁いらずのお味噌汁にも
食材から取れる出汁が入っている

ということがわかりましたが、

ここで改めてお出汁って何なのか、
出汁の定義を知っておきましょう!

あなたは
『お出汁ってなに?』と聞かれたら
なんと答えますか?^^

お出汁を説明するのって
意外と難しいですよね!

お出汁というのは、
食材のうま味が溶け込んだ液体のこと。

お出汁の濃さや美味しさは
食材が持つうま味によって決まるんです。

言ってしまえば、
どんな食材からでもうま味を引き出せれば
それは『お出汁』なんです!

だから出汁いらずのお味噌汁も
コトコト煮た食材のうま味が溶け出て、
それだけで成り立つわけですね。

お味噌汁の場合は味噌自体に
うま味がたくさん含まれているので
食材からの出汁が多少薄くても
美味しくなっちゃいますね!



でもなぜ日本の美味しい一番出汁は
昆布とかつお節を使うのか。

それは、
野菜・海藻・きのこ・肉・魚、
どの食材と比べても
うま味がたくさん含まれているのが
昆布やかつお節だからです。

うま味がたっぷりなのは
ダントツで昆布!

かつお節はうま味も多いですが、
香り(香気成分)が格段に高い!

だから日本の基本的なお出汁は
昆布やかつお節を使って
感動的な美味しいお出汁を引き、
その出汁だけで料理を美味しくするのです。

うま味の含有量の多さや
お出汁の基礎知識については
下の記事にまとめていますので
ぜひこちらでも学んでみてください^^

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食材のうま味を引き出すには

では今度は
出汁に必要不可欠なうま味というのは
どうやって引き出せばいいのでしょうか。



それは、
・水に浸すか
・コトコト煮だす

どちらかです。

考え方としては
乾物は水に浸してから煮だす

生の食材はコトコト煮だす

ってイメージですね!


昆布をコトコト煮だせば昆布出汁になるし、
野菜をコトコト煮だせば野菜出汁(ブイヨン)になる。

汁物や煮物には
必ずといっていいほど
食材の出汁が入っているんです。

あとはこのうま味成分の多さや
どんなうま味成分がかけ合わさっているかで
美味しさは決まります。

出汁いらずのお味噌汁も
食材をコトコト煮るor蒸すことで
うま味が水に溶けだし、
出汁となって美味しくさせてくれるんですね。

私たちが作るごはんの中には
隠れたお出汁のちからによって
美味しくなっているごはんがたくさんあるんですよ♡

ほかの料理に活用するなら

今回は出汁いらずのお味噌汁を例に
出汁の定義や簡単な取り入れ方について
お話しましたが、

これは味噌汁のみならず、
ほかの料理にも活用することができます!


たとえば・・・
同じく舞茸とわかめを使った場合でも

水でコトコト煮た後に
塩とこしょうを加えて味付けをし、
最後に溶き卵を加えたら
これはもう立派なスープになりますね!

さらに鶏肉を加えれば
もっとうま味が増えて美味しくなるし、

調味料をアレンジして
コチュジャンとか入れても美味しくなりそう♪


こんな風に、
出汁が入っているか入っていないか、

どういう風に出汁を合わせていくかを
考えられるようになると


毎日のごはん作りはもっと楽しくなるし、
アレンジも無限大なんです♡


だからやっぱり手作りごはんを
美味しくするにはお出汁が大切。

鍋も、おでんも、炊き込みご飯も
お出汁は欠かせません。

お出汁があるから日本のごはんは
余計なものを入れなくても
美味しく変身させてしまうんですね。

そして和食を美味しくするのは
やっぱり昆布とかつお節の一番出汁!

昆布やかつお節から取る出汁は格別
これこそ King of DASHI です♡

どんな食材よりも格段に美味しく、
昆布とかつお節の一番出汁があるだけで
毎日のおうちごはんは感動するほどの
美味しいごはんに変身しちゃいますね^^

あなたのごはんには必ず出汁が寄り添っている♪

というわけでいかがだったでしょうか。

お出汁って本当におもしろい♪

料理を美味しくするには
絶対的に欠かせない存在
だということがわかりましたね。

そして、
お出汁というのは
昆布やかつお節に限らず、

食材を煮込めばそれは出汁なんです。

なので、あなたのごはんは
あなたが気づかないうちに
お出汁で美味しくなっています^^


あとはお出汁に必要なうま味の
引き出し方や合わせ方を
マスターしていけば
無添加でも家族が美味しいって言ってくれる
ごはんは簡単に作れてしまうんですね♪

お出汁は、
美味しいごはんで心地よい暮らしをしたい
あなたにとって最大の味方。

お出汁があるから、
余計なものを入れなくても
きちんと美味しくなってしまう^^

ぜひ今日からあなたのごはんに
いろんな食材の出汁を
活用してみてください♪

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この記事を書いた人

お出汁を愛する料理家。
美味しいお出汁の引き方やお出汁ごはんを作る
お出汁教室を京都市にて運営。

「美味しいごはんで大切な人の喜ぶ顔が見たい」
そんな想いからお出汁を引くになりました。
特技は、『昆布出汁の色や味を聞くだけで
最適なお出汁の引き方を提案できること♪』

お出汁は難しいものではありません。
毎日のごはんにこそお出汁を活用すべきもの。
お出汁さえ美味しく引ければ、
毎日のごはんは魔法がかかったように美味しく、
毎日が感動の連続に。
ぜひわたしと一緒に感動のお出汁を引き、
お出汁ごはんライフを過ごしていきましょう。

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