昆布の切り込みって入れたほうがいい?|お出汁オタクはこう考える


あなたはお出汁を引くとき、
昆布に切り込みを入れますか?

お出汁の引き方を
ネット検索とか、料理本とかで
いろいろ学んだりすると、

『昆布にはさみで切り込みを入れたほうがいい』
っていう人と、
『入れずにそのまま出汁を引く人』
がいることに気づくと思います。


お出汁の正しい引き方を知りたいあなたは、
『え、結局どっちなん??』
って思いません?笑

わたしはめちゃくちゃ思いました(笑)
おいおいどっちが正解なんだいってw

この昆布切り込み問題については
わたしがたどり着いた答えがあります。

ということで今日は!

毎日お出汁を引く私が、
昆布の切り込みどっちなんだい問題について
解説していきますね!♡

▶筆者について
・どんな昆布やかつお節を使っているのか、
・昆布出汁の色と味はどんな感じか、
を聞いただけでそれに合わせた美味しい出汁の引き方がわかるほどお出汁を愛する料理家です。

「お出汁は難しい」というハードルをなくし、
美味しいお出汁を手軽に楽しんでほしい!
そして家族や大切な人に喜んでもらえる
美味しいごはんを作ってほしい!
こんな想いからお出汁の引き方のコツや魅力をお伝えしています^^

詳しいプロフィールはこちら

目次

昆布の切り込み、入れたほうがいい?

わたしがたどり着いた答えを
先にお伝えすると、

【どっちでもいい!】

です!


ズコー-----_(┐「ε:)_


今、えぇ~~!って心で思いましたか?笑

これにはちゃんと
理由があって!!!
(理由聞いてほしい!笑)

どっちでもいいというか、

あなたがお出汁をどう引きたいかによって
変えるべき
、なんです。

では、解説します!

そもそもなぜ切り込み入れる?

まず、切り込み入れるとどうなるか
その原理について知っていきましょう。

あなたは、
なぜお出汁を引くときに昆布に
切り込みを入れるんだと思いますか?



なんとなく、
昆布の出汁がたくさん出そうですよね。

そうなんです。

切り込みを入れる理由は、
【昆布のうま味が早く水に溶けだすから】です。


まず、お出汁というのは
食材を水に浸けたり煮だしたりして
その食材のうま味が溶けだした液体
のこと。


昆布を水に浸けたり(水出しといいますね)、
コトコト煮てうま味を抽出した液体が
昆布出汁なのです。

で、この昆布の出汁(うま味)というのは
昆布の表面からも出るのですが
昆布の断面(切り目)からも出ます。

昆布をお鍋でコトコト煮ると、
断面からぷくぷく泡とかが
出てくるのが見えると思いますよ!

なのでまず、切り込みを入れる理由は
昆布の出汁(うま味)を出やすくするためです。

昆布に切り込みを入れるメリット

昆布に切り込みを入れると出汁が出やすい
と、いまお伝えしましたね。

となると、
切り込みを入れるメリットは、
【昆布が持つうま味を早く引き出せる】
ということ。

長時間煮なくても、出汁が出やすいので
短時間でもしっかり昆布から出汁を
引くことができます!

昆布に切り込みをいれるデメリット

でも反対にデメリットもあって、

切り込みを入れるとその断面から
なんでも出やすくなっちゃうので、

うま味だけでなく
ぬめりとか雑味(昆布臭さっていうのかな)も
出やすくなっちゃうんです。

ぬめりとかが出ると、
おうちごはんの煮物とかは良くても
澄んだお吸い物とか、
キレイなお料理を作るのは
ちょっと難しいですね。

難しいというか、
美しく仕上がらないし
美味しさも落ちる!

切り込み、どう使いこなすか

切り込みを入れると
昆布の出汁が出やすくなる、

でもぬめりとか雑味も
出やすくなって昆布出汁の質が落ちる…

じゃあどうすればいいかというと、

あなたがどうやってお出汁を
引きたいかによって変えることが大切なんです。

たとえば、

前日の夜から昆布を水に浸けて
次の日とかに出汁を引く場合だったら
切り込みは入れない方がいいですね。

切り込みを入れて長く浸け過ぎたら
それだけぬめり(白くてうようよしてる)とかも
出やすくなっちゃいます
から。

でも反対に、

『水出しするの忘れた!でも今日出汁引きたい!』

と、時間がない場合だったり
水出しせずにすぐに引きたい場合は
昆布に切り込みを入れて
コトコト煮だしてあげれば、
短時間でもその昆布が持つうま味を
すぐに引き出してあげることができる
のです。

なので、切り込み入れる入れないは、
あなたがその日どうやってお出汁を引きたいか
なんです。

私はよく、

『お出汁は昆布だよ!!』
『美味しいお出汁引きたいならまずは昆布を知って♡』
と言っているのですが、
こういうことなんですよね。

昆布ってどうやって出汁が出てくるのか、
この原理原則をきちんと知ることが大事
で、

この根本的な理由や原理を知るから
おうちでいつだって
美味しいお出汁は引けるようになる。

『今日の昆布は、
こうやってうま味を引き出してあげよう♡』
こんな気持ちで昆布と向き合ってあげると、
切り込みを入れる日入れない日を
使い分けることができるんじゃないかなと思いますね^^

昆布のポテンシャル、
最大限に引き出してあげよう♡

昆布出汁の引き方については

よかったらこちらのブログも
参考になると思うので
気になるのがあったら読んでみてくださいね♪

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インスタライブでも解説してます♡


昆布の基本の種類・違いについてや
昆布の切り込み問題については
インスタライブでも
熱く語っているので♡

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というかたはぜひチェックしてみてください^^

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というわけで、
切り込み入れるか入れないか問題、
なんとなくわかりました♪??

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自分が引くお出汁がなんか薄いな~とか、
お出汁の引き方の正解ってなに?とか、

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きちんとお出汁の基礎を知ることが大事
なんです。

でもその基礎さえ知ってしまえば、

私のようにおうちでいつだって
美味しいお出汁が15分くらいで引けるようになるし、

大切な人が毎回感動してくれるような
美味しいおうちごはんも作れる♡

『やっぱこういうごはんが一番ええな』
って思ってもらえるんです♪

無添加なのに美味しいって言ってもらえるごはん、
これって本当にしあわせなことですよね♡

おうちのごはんが一番健康的で美味しい、
そしてほっこりしあわせ満たされる、

そんな暮らしをみんなで、
美味しいお出汁を引いて
実現していこう♡!

では!

また更新します^^

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